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私、行政書士よしきが徒然に感じたことを書きつづります。好きな音楽、スポーツ、社会情勢から昨夜の晩ごはんのメニューまで。さぁ、今日のテーマは?


by fonkyy
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行政書士の花道。

先月末、いつもコメントをいただいてるweb_ksjさんに
「行政書士の花道」という小説を紹介していただきました。
その後即購入したものの、風邪引いたり、他に優先順位が高いものがあったりと
なかなか読み切ることができませんでしたが、
昨日、やっと最後まで読みました。

よい本でした!

最近、行政書士による書籍の発行が増えています。
実務の本だったり、いわゆる開業本だったり。
昔に比べ情報が多くなったという点では、
とても良いことだと思います。
私も、発行されるたびに立ち読みしたり、購入したりしてます。

開業本については、
「へぇ、そうなの。すごいなぁ~」
と思える営業テクニック等がたくさん書いてありますが、
個人的には共感できる部分が少なく、
時に、行政書士は何をすべき職業なのか、
また、どういう心構えで依頼者の方に接するのか、
という部分が抜け落ちていると感じるときもありました。
ただ、それはそれで、発刊の目的やターゲットが別にしっかりしているので、
勉強させていただいた部分も多分にあります。

「行政書士の花道」」(著者:澤田尚美、出版社:ダイヤモンド社)
私が今まで読んだ、いわゆる行政書士関連の書籍では、一番でした!
これは実務本でもないし、開業本でもありません。小説です。
そういう意味では、あの「カパチタレ」に近いのでしょうか。
読んで勉強させてもらったことを2つ。

まず、行政書士という職業が持っている可能性を改めて教わったこと。
これ、大きいです。
6つのそれぞれの依頼をとおして、
主人公である行政書士がその依頼を全うしていく。
この間の描写はすごいですよ。
他の関連本では伝えきれないところを伝えてくれます。
ただ、その結末があまりに感動的ゆえ、
読み終わったあとに「これは小説なんだ」と我に返ったりしますが。
(しかし、実在の人物を軸に、ストーリー性を膨らませて描かれているということです)

次に、登場人物の行動をとおして、
実務本の説明にけっして書かれていない、
いわば行間的な実務の説明をしていること。
これも大きいです。
現在は、実務本やインターネットなどで、
許認可申請などの手続きについてはわかるようになっています。
しかし、それらだけではわからないこともとても多いのです。
それを登場人物のやりとりのなかでさりげなく説明してくれています。

以上2点で、
行政書士を現在目指している方、開業されてまだ間がない方等に、
お勧めな本であるといえます。
また、「行政書士って何?」って方にもぜひ読んでいただきたい本ですね。

web_ksjさん、この本を紹介していただき、ありがとうございました。

また、著者の澤田尚美さん、次作を期待しています!
どうもありがとうございました!

♪今日の1曲 ケツメイシ / さくら
by fonkyy | 2005-03-27 14:01 | 開業